こんにちは！ かほです！
久しぶりに実家の母に電話した
月が赤くなったあの皆既月食の夜、「お月様見た？？」とそれだけを伝えたくて久しぶりに実家の母に電話した。
普段は頻繁に電話か、電話が無理でもLINEをするようにはしているけれど、今回は仕事でバタバタが続いてかなり間が空いてしまった。 お盆中に母と私達夫婦揃ってコロナになった時、お互いの生存確認のためにも頻繁に連絡を取り合っていた。 その後も、必要な連絡事項はしていたもののそれ以外はなかなかゆっくりと話すことができてなかった。 こんな他愛もない、むしろしょうもない話をゆっくりするのは気付いたら3ヶ月ぶり。
「久しぶり、ちゃんと生きてる？月見た？」と私が伝えると「久しぶりすぎるやろ。もしお母さん家で倒れてたらどうすんの、今頃もう腐ってるよ。」と縁起でもない冗談をかましてきた。 けれど、うちは田舎の都会にあってご近所さんとの距離感も近いので多分大丈夫だと思う。 お隣のおばちゃんはいつもうちに顔出しに来るからね。 「最近冷えてきてるから、暖房さえつけてなかったら大丈夫よ。」と適当な返事をしておいたけど、元気そうではあったのでよかった。
皆既月食を一通り見て、その日のうちにブログを書いてから電話をしたので、かけた時点で10時過ぎ。 30分程話して程よきところで「おやすみ」と締めようと思ったけれど、結論から言うと3時間程話した。 連絡していないこの3ヶ月程の近況と、そこから派生して亡くなった祖父母と父の話、1月に韓国から会いにくる豆柴くんの両親の話— と、次から次へと話が続く。 私は翌朝休みだから時間を気にしないけど、母は翌朝6時に起きて8時にはあぁだこうだ— といっていた。 新しい話題を振ってくるのは全て母の方だし、何より楽しそうに話していたので私は母が満足するまでちゃちゃいれながらも聞き続けた。 なんだかんだ言っても、母も実家にひとり（+チワワ1匹）で寂しいんだろうなと思った。 電話するだけでこんなに喜んでくれるのだから、もっとしてあげようと、彼女の楽しそうな声を聞きながら心の中で思った。
電話の中で、日頃からお世話になってくれる叔母（父の妹）が体調を崩して入院したと聞いた。 諸々の検査もかねて、数週間入院するんだと言っていた。 お盆、最後に会った時は元気だったから何事もないといいんだけど。 コロナで面会時間も限られていることもあって、従兄に変わって母が病院に毎日行くんだと言っていた。 母、昔から人の看病やお世話が続いているから無理だけはしないでほしいな。
コロナが流行当初に比べてもだいぶ生活の一部のような感覚になってきたので、最近は例え1泊だとしても積極的に帰省するようにしている。 今年も絶対5回は帰るぞ！と決めて、年末の帰省を含めばなんとかその目標は達成が出来る見込み。 大阪と和歌山、近いようで、でも近いからこそ、たくさん帰るのは意外と難しい。
母も正直若くはない。 私はなかなかに遅めの子なので、同世代の友達の親御さんよりはちょっと年上の母だ。 若々しさや、パワフルさはあっても、数字を見るとやはり歳は誤魔化せない。 私がアラサーになるということは、その分母も歳を重ねるということ。 あと何回、あと何時間、母と会ったり話したりできるんだろう、そのうちいつまで若々しくパワフルでいてくれるんだろう―と思うとちょっと悲しくなる。 年に5回帰ったとしても、それが何年分固めても合計365日にはならないんだと思う。 保育園の頃、私がお友達と楽しんでいる間に母が家で死んでいたらどうしようとふとした拍子に想像が膨らんでは悲しくなっていた。 お迎えの時間にいつも通り母が迎えに来てくれて、毎日心の底から安心した。 そんな私は、そこから20年経っても同じようなことを考えてしまう。 28歳になっても。
いろいろ考える前に、もっとたくさん会いに行こう。
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かほ(No.233/100)
