こんにちは! かほです! 韓国人夫 通称「豆柴くん」と日韓ハーフの息子 通称「子豆くん」との他愛のない日常を描いています。
日韓夫婦MAMESHIBA DAIARY かほの日常
母乳って不思議。 出産するまでは「本当に出るのか?」なんて思っていたのに、産んだ後からちゃんと出る。 母乳に限らずだけど、この妊娠出産育児を経て【人間ってやっぱり動物なんだな】と改めて思わされた。 産む前は授乳に対してものすごい嫌悪感があったんだけど、なんだかんだ人は適応してしまう生き物で、結局きっちり半年あげることができました。 母乳の話って、こんなオープンな場所で書くのもなんかちょっとこっぱずかしい気持ちもあるんだけど、自分の中では大切に記録しておきたいことなのでもう恥を承知で書こうと思います。
妊娠中、臨月間近になると赤ちゃんが母乳を吸いやすいようにとマッサージするよう言われた。 合ってるかも分からないままマッサージしていたけれど、その時はもちろん出る気配なんて1mmもない。 本当にここから出てくるのか?と半信半疑だったな。 出にくい人もいるというし、私もそうなのかなぁくらいに思ってた。
緊張の帝王切開手術による出産と翌日朝まで頻繁に来てくれる巡回+術後の浮腫み防止の機械でほとんど眠れないまま、翌日を迎え、その日新生児室から出て私の病床に子豆くんがやってきた。 ほぼ初対面、初抱っこ。 まだ目も空いていなくてほわほわすやすやの子豆くんはとにかく小さく可愛かった。 正直ここにきてもまだ自分の子どもという確信はなく、昨日手術室で見た薄汚い赤ちゃんと同じか?と母親とは思えない感情は声に出さず、それっぽく「こんにちは~」なんて言っておいた。 助産師さんから「お母さん授乳してみようか」と言われ、ちいちゃいお口に初めて咥えさせる。 けどまだ大した量も出ていなくて子豆くんもそんなに上手にちゅぱちゅぱできなくて、「まぁこんなもんこんなもん」と豪快に笑う助産師さんと談笑しながら初めての授乳終了。 【感想:思ってたんとちゃう。】
入院中は基本母子別室だったので、授乳の時だけ新生児室に向かうスタイルだったんだけど、翌日はまだ傷も痛いだろうから無理に来なくてもこっちでミルクあげとくよ~!なんて言われ、だったら任せようとのんびり過ごそうと思った。 ………ら、夕方頃に急展開。 乳が痛くて痛くて眠れない! 感じたことのない痛みでもはや泣ける! 乳と言うかこれリンパじゃない!? なんかワンピースの女性キャラクターの作画みたいな見た目になっていて、鏡見てびっくり。 深夜の新生児室に泣きつきに行くと、助産師さんがマッサージと冷やすものを貸してくれた。 個人的には帝王切開の傷口の痛みよりもはるかに乳の痛みが強く、傷口の痛みは我慢できるけどこっちは無理!助けて!みたいな感じで結局2時間に1回くらい新生児室に泣きつきに行ってたな。(笑) 電動搾乳機と助産師さんの神の手を駆使して搾乳+マッサージで楽にしてくれ、大丈夫になった頃に冷やしてまた病室に戻るんだけど結局1時間後くらいに痛くなって。 でも絞りすぎると生産過多になって逆に良くないと言われたのでなんとか2時間は我慢するようにしてまた2時間後新生児室へ…が術後1週間のルーティーンだった。 子豆くんは新生児期からよく寝る子で、お腹がすいたと泣くよりも先に私の方が限界を迎えるので叩き起こして飲んでもらう感じだった。 きっと子豆くんもゆっくりしたかっただろうに、その節はごめんよ。 産後数日もすると子豆くんも飲むのが上手になり、40ml、60ml、80ml…と一度に飲める量はどんどん増えた。 と同時に私の生産量もどんどん増え、子豆くんが満腹になって再び寝た後も新生児室で助産師さんに絞ってもらう。 絞ればピューっと出るのを見て、本当に乳牛の気分だった。 退院したその足で西松屋に行き、搾乳機と母乳バックを購入。 まさか自分がこんなに出るタイプだとは思わなかったので出産前には準備してなかったんだけど、重宝した…!
それからもたくさん出てくれるおかげで、子豆くんが飲む量よりも出る量が多く、授乳後に搾乳をしていたので一時期は冷凍庫の中が冷凍した搾乳でパンパンになるくらいでした。 生産過多にならないように、でも乳腺炎にもならないように…これ難しいね。 でもなんとかうまい具合にできたのか最後まで乳腺炎になることなかったよ。 子豆くんも休み休み飲むもんだから、途中で休憩を挟んでしまうとこちらは蛇口を開けたままなので口の中にはどんどん溜まっちゃって母乳で溺れるのも毎回おなじみの光景になった。(笑)
初めの頃はとにかく咥えてもらうのも痛くて、毎度顔をしかめながら頑張ってたんだけど気付いた頃にはしかめるほどの痛みはなくなり、これもまた適応したんだなぁと感じたり感じなかったり。 あとは入院中に教えてもらった乳頭保護器が良かった… あれのおかげでディーマーにならずに済んだけど、なしだったら絶対ディーマーだった。 一度付けるのが面倒で直接吸わせてみたら強烈な不快感。 あるのとないのでは全然違う。 透明だからついつい紛失したりウェットティッシュと一緒に捨ててしまったり…となんだかんだ3回買い足した。(笑)
お風呂に入ってる間もぽたぽた垂れてきたり、気付かないうちに浴槽の中のお湯がミルク色に変わっていたり、母乳パッドを数時間交換できなかった時にはたぷんたぷんですごい重量になっていたり、搾乳で新記録を出すたびに「すげ~!」ってなったり、ちょっと外出した時に張ってきて「痛い痛い痛い…」となったり、咥えながら寝てしまう子豆くんを抱っこしながら眺める時間だったり…今はもうなくなってしまったのですでに懐かしいな。
生後1ヶ月頃から、粉ミルクと哺乳瓶の練習を始めた。 家族以外の人間に預けなきゃいけない時、災害や有事の時、私が病気して母乳を上げられなくなった時を想定して、あとは寝る前だけ粉ミルクにするとよく寝てくれるという噂を聞いて1日1回の粉ミルクを初めてみた。 子豆くんは特に拒否することなくすんなり飲んでくれた感謝。 生後3ヶ月の頃には1日2回、4ヶ月で1日3回…と頻度を増やし、それ以降は完全に半々の割合で長らくやってきた。
元々母乳育児にはこだわっていなくて、【出なくなったら辞めよう】【嫌になったら辞めよう】【歯が生えてきたら辞めよう】このどれかに該当したら辞める気持ちでいたんだけど、想像以上に生産量はあるし、これを飲んでくれたら実質無料だし、母乳育児痩せるっていうし…という気持ちで授乳したり策母乳を冷凍してきた。 でも遅くとも【子豆くんが多少物事が分かるようになるころには辞めよう】とは決めていた。 よく「卒乳するのが大変…」「寝ていても服をめくって自分で吸ってくる…」「3歳まで飲んでた…」みたいなのを聞いたりするけどそれはちょっと嫌だなと。 自然と卒業するのを待つのは私が無理だろうし、かといっておっぱいに強い執着が出た子に無理矢理辞めさせるのも酷な話だし、そうなる前の特になんのこだわりもない時期に辞めたいなと。 ぎりぎりを攻めるならそれがいつなんだろうなとぼんやり考えてたな。
生後5ヶ月頃には授乳は昼と夜の1日2回になり、半年超えた頃には夜の1回だけに、ここまでくるとだいぶ生産量も減ってきているので夜寝る前に授乳+足らず分を粉ミルクの生活で安定してた。 それもいつまで続けようか…と思っていたんだけど、7ヶ月目前になってきた頃歯が生える前で歯茎が痒いのか強く噛むようになってきた。 【歯が生えてきたら辞めよう】とは思っていたけどその前段階でもだいぶつらさを感じるようになってきたし、1日1回の授乳でも張りを感じることが減ってきたので思い切って1日半に1回、2日に1回…と減らしていった。 母乳を突然辞めると乳腺炎になると聞いたことがあるけど、ここまで段階を経て断乳すればさすがにならないだろうと思って7ヶ月になったその日を最後に辞めようと決意。 最後の日はしっかり目に焼き付けておこうと思って一瞬たりとも目を離さず見た。 ただ抱っこするだけとは全く違う景色。 ママにしか分からない特別な景色。 それを堪能しました。 最後の日もしっかり飲んでくれ。それでも足りないからと粉ミルクも作り、終了。 何とも言えないやり切った感でしたね。
やっぱり授乳中は出来ることが制限され面倒くさいなと感じることもあったのでそれから解放される喜びと、辞めてしまえばもうあの瞬間は戻ってくることはないんだなという寂しさがあった。 これからは授乳時間を気にせずカフェインもお酒飲めるぞ~!という喜びと、7ヶ月にもなると1食の粉ミルクの量が増えるので1缶が一瞬でなくなるので金銭的な恐怖もあった。 隔週で回収に来てくれる缶ごみの回収じゃ追いつかないくらい溜まるのも どぅわ~ って気持ち。
でもやっぱり1番は、たくさん飲んでくれてありがとうってことかな。 こんなに大きくなってくれてありがとう。 張りに張った母の痛みを解放してくれてありがとう。 体調崩すことなくここまで成長してくれてありがとう。
これからあなたとはきっと長い付き合いになるだろうね。 その長い人生の中でほんの一瞬。 あなたが覚えてなくたって、私はずっと忘れずに覚えていたいな。#日韓夫婦 #日韓カップル #国際結婚 #韓国人彼氏 #韓国人夫 #年上旦那 #日韓ハーフ #ハーフ #日韓夫婦ブログ #ワーホリ #ワーキングホリデー #オーストラリア #シドニー #ワーホリカップル #韓国語 #英語 #大阪 #ソウル #日本在住日韓夫婦 #韓国在住日韓夫婦 #苗字 #日韓夫婦離婚率 #日韓夫婦ブログ #日韓カップルブログ #日韓夫婦あるある#配偶者ビザ #永住権 #パートナービザ #国籍 #日本在住 #関西在住 #インテリア #おうちカフェ #カフェ巡り
(No.000)
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