MAMESHIBA DIARY

Every hundred feet the world changes

ご近所さんと、1匹のねこちゃん。

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こんにちは! かほです!

 

私は今、大阪市内にある築40年越え(50年超えてたか・・・?)

年季の入ったマンションに夫と一緒に住んでいます。

2年前の夏に引っ越してきて以来、

立地も部屋も含めてここをとっても気に入ってます。

うちのマンションは管理が行き届いていて、

古い割にはいつどこを見てもキレイ。

管理室のスタッフさんもとっても親切でそこも好きです。

 

管理が行き届いているということは、その分ルールもあります。

民泊禁止!とか、ごみの分別に細かい!とかもありますが、

その中の一つが、「ペット禁止」です。

もともとは禁止ではなかったようですが、

過去に住民トラブルがあったのかなんなのか、

平成初期頃から禁止になったようです。

もう30年近く前のことになるので、

当時飼われていた子達も天寿を全うして

今頃は恐らく完全に動物のいないマンションになってるはず。

私は動物が大好きなので、ペット禁止のマンションを選んだのではなく

住みたかった家がたまたまペット禁止だったという感じです。

 

 

ですが、実はうちの2つお隣さんのおうちでは秘密でねこちゃんを飼っています。

時々ベランダから声がして覗いてみると

毛並みの整った綺麗なねこちゃんがうちでくつろいでいたりします。

私と目が合うと「やっべぇ('Д')」みたいな顔をして、

隣戸と隔てる災害時用のパネルの上を軽快にぴょんと飛び越えて

またおうちに帰るのです。

そういうことが時々・・・というか、引っ越してきてから何回か遭遇したので

きっと私が気付いていないだけで普段からくつろいでるのかな?

ねこちゃんが我が家にこっそり遊びに来てくれるたびに

今日は来てくれた(*'ω'*)と、ほんのりHappyな気持ちになります。

 

ただ、管理事務局の人はもちろんそれを許しません。

今まで何度も何度もエレベーターの中に

「ペットの苦情が絶えません!」「うちはペット禁止です!」

「もし近隣の住戸でペット飼育の現状を知っている人は

 匿名で構いませんので情報提供お願いします!」

と徹底的に探しているご様子です。

まぁ・・・ルールを作るからには誰かが厳しく管理しなければ

ルールはルールとして成立しなくなるので当然でしょう。

そのルールを守ろうとすることはモラルやマナーな気もしますが

私と夫自体はねこちゃんが我が家に忍び込んでくることに

嫌悪感も迷惑も感じていないので、ちくったりはしないです。

かといって、擁護するつもりもないですが私としては

ルールを守るために途中で捨てたり

命を軽んじられることの方がよっぽど心が痛いので

禁止と分かっていながら飼っているからには最期まで大切にしてあげてほしい。

その辺を徹底してくれるなら何でもいいかなと思ってます。

 

 

(ここから先はちょっと嫌な表現があります。

 グロテスクな表現はしないようにしますが、苦手な人はご遠慮ください)

 

 

 

昨日の朝、やけにベランダから

ねこちゃんの鳴き声が聞こえるので目が覚めました。

いつもみたいに我が家に遊びに来てくれてるんだなぁ

でもまだちょっと眠いから今日はひとりでのんびりしてね・・・

くらいの感じで聞き流していました。

そこから数十分経ってもまだ鳴いているので、

さすがに変だなぁと思ってカーテンを開けると、

手すりの上に昇って動けなくなっている

いつもの綺麗なねこちゃんと目が合いました。

ねこちゃんは不安定なところに立ったまま、

どうすることもできなくてただただ鳴いていました。

助けを求められている気がして

「何してんの!?危ないよ、動けないの?」と返しても、

ねこちゃんが人間の言葉を話せるわけもなく鳴き続けるだけ。

私が変に窓を開けて、ねこちゃんがパニックになったらどうしよう

と思うと私も私で身動きが取れなくなってしまいました。

 

とはいえ、ここは8階。 しかも昨日は小雨がパラつく朝。

雨がひどくなる前に助けてあげようと、

引っかかれることも覚悟で窓のカギを開けると・・・

案の定ねこちゃん大パニック。

つるつる滑る手すりの上を必死に歩いて逃げようとするねこちゃん。

落ちる!落ちるよ!!と、私も一緒にパニック。

結局私はどうすることもできないまま、

ねこちゃんはベランダの外に落ちてしまいました。

 

 

「えっ!!!! 落ちた!!!!!!!!」

と早朝からベランダで叫ぶ私。

恐る恐る下を覗くと、ねこちゃんが倒れていました。

運動神経の良いねこちゃんとはいえ、

さすがに8階から落ちれば命も危ういのでは・・・!?

と心配もしましたが、なんとか生きているようでした。

ただ、しばらく経ってもその場から動き出さないねこちゃん。

頭や前足は一生懸命動かしてなんとか歩こうとするのですが

恐らく足を骨折しちゃったのだろうか・・・

幸いにも、1階のお宅のお庭は芝生が引いてあったので

それがクッションになって命は助かったようです。

 

とはいえ、なんとかしてあげなければいけない。

きっと私が助けようとしなければ冷静になって手すりから

ベランダに戻る判断ができていたかもしれない。

きっと今頃とっても痛い。 寒い。 雨も降ってる。

早く助けてあげなきゃ。 でも、どうやって?

だって、うちはペット禁止だから管理事務局に助けを求めることもできない。

1階のおうちに「ねこちゃんが・・・!」と伝えたところで、

飼い主さんが今家にいるかも不明。 痛がるねこちゃんを受け取って私はどうする?

 

どうしよう、どうしよう・・・と思っていると、

噂の飼い主ご家族、2つお隣さんがベランダから顔を出して様子を見ている。

 

あ、気づいてくれた・・・!と思って後は見守るしかなかったです。

とはいえ、放っておくわけにもいかずおうちにピンポンしに行って、

「お宅のねこちゃんがうちのベランダから滑り落ちちゃって・・・、

 頭も手も動かせているので無事だとは思いますが、

 多分足を怪我しちゃっているので病院に・・・。」とお話しすると

おじいさまが1階までねこちゃんを拾いに行っていました。

その様子を上から見てひとまずは安心。

そこからは他人の私はどうすることもできないので、忘れることにしました。

 

 

 

翌日。 今日の朝。

ピンポンとチャイムが鳴って、玄関ドアを開けると

2つお隣の奥様がいらっしゃいました。

お礼と、ねこちゃんの現状を伝えてくれました。

足の骨折と肝臓が傷付いて、今入院はしているけれど

命に別状はなく元気に生きているようです。

それと、あのねこちゃんは娘さんご家族がもともと飼っていたけど

今入院しているから自宅で面倒を見ることができなくて

今だけここで預かっているんだと聞きました。

 

「無事が聞けただけで私は安心しました、よかったです(*'ω'*)

 私は何もできなかったので、お礼はやめてください!

 ねこちゃん、お大事になさってくださいね。」

と伝えると、お世話になったお礼にといちごを頂いてしまいました!

 

 

私ほんまに何もしてないのに!受け取れませんよ!!!!!

と、遠慮したんですが最終的にはありがたくいただいてしまいました。

いちご大っ好きなのでめっちゃうれしい(笑)

こういうのはしつこく遠慮し続けてもだめだから程よいところで甘える。(笑)

命に対するお礼だから、食べ物で喜びすぎるのもどうかと思ったけど

頂いたご厚意は、精いっぱい喜んで受け取らなくては! という建前。

本当にめちゃくちゃうれしい。

 

 

 

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旦那氏と一緒にお昼ご飯のデザートにいただきました!

私のブログなんて絶対に読んでる方じゃないと思うんだけど、

おいしかったです、ごちそうさまでした(*'ω'*)

 

 

大好きなイチゴがおいしすぎて感激。 ねこちゃんも無事で安心。

何もしていないのに、人からこんなにも感謝された。

しかも大掃除して家の中ぴっかぴか。 お昼のサラダチキンが上手に作れた。

昨日の呪術廻戦、狗巻くんが最っ高に最高やった。 

親知らずが想像より早く痛みが引いた!

いつも違うコーヒー豆がとってもおいしかった!

親知らずを抜いてもらっただけなのに、

頑張ったね、すごいねっていろんな人がほめてくれる!

(私は麻酔掛けられただけで何もしてない、頑張ったの歯医者さん)

明日は久しぶりに旦那氏と買い物デート!(という名の荷物持ちで招集)

 

 

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かほ